よくデザインされた商品は、「パッと」見た時にその会社の「らしさ」を感じます。
なぜ、一瞬で「らしさ」を感じるかというと、私たちの脳がデザインされた商品を見た瞬間に、「文字」や「色」、「レイアウト」などの要素から情報を得て、判断しているからです。
プロのデザイナーは細部にこだわることで、商品に「らしさ」を宿しています。
この「らしさ」のことを「トーン&マナー」と言います。
写経をして、トーン&マナーを感じよう
トーン&マナーを学ぶために、効果的なワークが「写経」です。
写経とは、「まるっきり写す」ことです。まるっきり写そうと思うと、「文字の大きさ」「空白の大きさ」「割合」などをゆっくり、じっくり見る必要があります。
この「ゆっくり、じっくり見る」ことを行うと、普段見逃している、デザイナーの細部へのこだわりを発見することができます。
つまり、写経をすることで、「らしさ」を生み出している要因を分析することができるのです。